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腹ペコ虎の穴 かみち

全国有数の水揚げを誇る銚子。そんな銚子のまち歩きや、おいしいお魚のご案内など・・・Webでお散歩する様に、銚子の日々をお伝えします!

亀のまくら

銚子の街にも、いくつか不思議な話があります。
不思議な話!?・・・まっ、民話ですかね。

「銚子つりきんめ」で有名な外川の街に伝わるお話です。
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漁師さんたちは、自然や海への「畏怖」と「感謝」の心を、古くから大切にしてきました。
海があってからこその漁業、あたり前と言えば、あたり前のことですね。
外川港のすぐ近くにある氏神様を祀ってある「大杉神社」。
海に近い街のはずれ、長崎町寄りに、その鎮守の森はひっそりとあります。
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手入れが行き届いており、街に溶け込んでいる神社と言う印象を受けます。
ここ大杉神社には、外川の人たちの信仰心の現れの物が
たくさん残され、今もなお大切にされているものがあります。

古くからあるお社には、丁寧に施された木彫りのお飾り。
煌びやかな派手さは無いけど、ある意味とっても豪華。
そして雨ざらしになっていた分、とっても味わい深い趣です。
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むしろ地味なくらいかも・・・この場所だけ時が止まっている様にも見えます。

そして、無造作に置かれているこの大きな二股の木が、
ここ大杉神社と外川の人々の宝である「亀のまくら」と呼ばれている流木です。
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お社の右側、屋根の柱にもたれかかる様に、鎮座しています。
注連縄などのお飾りがしてあるので、すぐにおわかりになると思います。
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「これ、亀のまくらです」なんていう案内看板はありません。


外川の漁師さんが、その日の漁を終え外川港に帰港していた時、
海の上で、波間をプカプカ漂っている亀と遭遇しました。
亀は頭を流木の上に乗せ、あたかも枕のようにして
のんび~りと、昼寝をしている様に見えたそうです。
漁師さんたちは、この流木のことを「亀のまくら」と呼んでいるそうです。
巡り会える機会は一生に一度あるかないかなんだとか。

亀の枕を拾った船は、大漁間違いなしという言い伝えです。
流木を引き上げて、代わりに船にあった雑木を亀頭の下にそっと返し、
持ち帰って大切に大杉神社に奉納し、祀った船主は、
その後ず~っと大漁に恵まれたそうです。
じつは、ほんの数年前にも「亀のまくら」が引き上げられた事があったんだとか・・・
例外なく、その船も翌年以降“大漁”だったそうですよ!

外川の漁師さんたちが、今でも海に感謝の念を抱いているのが
よ~くわかる、そんなエピソードですね。

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